
第4章ウォーターフロント〜CBD(Central Business District)間LRT(Light Rail Transit)建設既計画の評価
4.1システムの選定
現在、ケープタウン市ば都市圏を含めた総合交通体系のマスタープラン策定を概ね一年後を目途に行っている。その中では特に道路交通に依存している現状及び将来の開発計画を踏まえ、軌道系交通機関の導入が検討されている。
今回の調査は、その一部であるウオーターフロント〜CBD間のLRT建設計画についての評価に重点を置いているが、やはりその前段としてケープタウン市の総合交通体系の中で軌道系システムが担う役割を見極め、経済性、輸送力、環境に与える影響等を考慮し、最適なシステムの選定を行う必要があると考えられる。
よって以下に一般的な都市交通機関として用いられるシステムのケープタウン市導入の適否について比較検討を行う。
現在、日本における各種の輸送システムについて比較を行い計画されているCBD〜ウォターフロントルート及び将来延長候補ルートに対応可能なシステムを、次の3点に重点をおいて検討する。
a.何れのルートにも対応可能な運転特性を備えていること。
b.将来にわたって、各ルート案の輸送需要に対応できること。
c.経済性に優れている。
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